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いま三島由紀夫の評伝のような本を読んでいるのだが、そこでこんなことが書かれている。

作家というものは普通はその人生経験から作品を書くものであるが、三島の場合彼の人生が自分の作品を追いかけているようだ。

それで思い出すのが今敏監督の映画だ。今作品の話の流れは常に、仮想現実が次第に現実を凌駕していくというものだ。

実は三島事件は綿密に計画されており、三島は最初から自刃することを織り込み済みだったっぽい。とすれば、三島事件は三島による壮大な自作自演であったのではないか。身体を張った、彼の作品の一つが三島事件なのだ。

三島事件には、アートに通ずるものがあると感じてしまった。。。

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