ラスト30分の印象が強い。
うむ。変態ストーカー野郎の映画に見えるんだけど、それにしては主人公の男の執着が余りに度が過ぎているんだよね笑。変態ストーカーを描くだけなら、むしろ大勝利する映画じゃんこれ。主人公はあの女に再会し、「愛してる」と言われたところでハッピーエンドのはず。でもそうなっていない。
僕が思うにこの映画は、クリエイターの芸術性・作家性の根源となる人間の想像力の比喩なのだと思った。想像から執着が生まれる。元々は想像でしかなかったものが、現実を蝕んでいく。
あとは愛についての映画か。想像から愛が生まれる。愛とは何か?愛など、いち個人の虚構に過ぎないと気付いた時、鬱々とした日常が始まる。(最近、サピエンス全史を読んだ影響もあり、この映画で登場する「愛」は正に、人間の虚構にしか過ぎないシロモノだった。愛など、宗教や法と同じだよ。という・・・。)
深読みし過ぎ???