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ウィンターズ・ボーン
DVDにて。ミステリー調だが、この映画の焦点はそこではない。ウィンドリバーに似てた。
アメリカに現存する「リアル北斗の拳」こと、オザーク地方(ミズーリ州)のヒルビリー(アイルランド系アメリカ人)たちの何気ない日常(笑)、じゃなくて、とんでもなく苛酷な日常を描いていた。スリービルボードみたいな映画が好きな人にはオススメ。

この映画の子供達がとても印象に残った。
この映画の主人公は色々あって、親の代わりに弟と妹(幼稚園児ぐらい)の面倒を見てる。自分がいなくても子供が一人で生きていけるように、弟や妹に対して文字通り「生きる術」を教える。狩り、動物のさばき方、料理、暴力が支配する現実、学校の勉強を教える。
今の日本では子供にそんなことは教えない。教えるものと言えば、スポーツ、親の趣味、スマホ、自慢話、株の儲け方、会話におけるお茶の濁し方、ぐらいなものだろう。

生きるために必要のない(スマホいじりとか買い物とかゲームとか)ことを毎日やっている我々日本人よりも、極貧ヒルビリー達の方が活き活きとしているように見えた。

我々が考えている良い人生とは一体何なのだろうか?

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