マトリックスとかファイト・クラブとか・・・自分が話したいことに、無理くり映画を絡めてみた。
デカルトの「方法序説」を読んでとても良くて、語れる友達がいない(泣)ので、無理やり映画の話に絡めてここで語る。
この書の「我思う故に我あり(現実に存在しているのは考えている私だけで、他には何も存在していないのではないか?)」という一句は、マトリックスやインセプションで引用されているという噂がある。がしかしこの句の本質は、当時多大なる影響力を持っていたキリスト教(つまり、神、体制への反発)の存在の否定である。人間の意志と理性こそ最も賞賛されるべきなのだ!(・・・と言いつつも神を完全に否定しているわけでもなく、神は人の心の中にいる、とは言っている。)
1960-1970年代のカウンターカルチャーと全く同じで、デカルトは、強すぎる伝統や習慣、下らない一般常識(笑)への反発を強く表明しているのだ。この辺は、映画「ファイト・クラブ」や「今を生きる」的だ。
彼の哲学は、彼の「真理の探求」に対する態度から来るものだ。「理性」とは知識量ではなく、真理を探求しようという態度だけが、本当の「理性」なのだ!