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硫黄島からの手紙と父親たちの星条旗を同時に観たけど、改めてちゃんと観ると、イーストウッドのやりたかったことは全て「父親たちの」に入ってる。「硫黄島から」の方は「父親たちの」で描ききれなかった実際の戦闘シーンを描いているに過ぎない、オマケ映画に過ぎないんだなぁと気づいた。

「父親たちの」の方は、国家は嘘つき、というイーストウッドの右翼的な思想で終始一貫していて、人間の葛藤が中心に描かれているところがイーストウッド映画だなぁって感じなんだ。が、「硫黄島から」の方はアメリカ人から見た不思議な日本軍を紹介します、という映画になっているように見えた笑。

だからなのか、「硫黄島から」はリアリティがあまり感じられなかった。栗林中将、西郷、西中佐、などはアメリカ人から見た「そうであって欲しい日本兵」なんだよなぁ。

で、実際のところ日本兵はどうだったのか?どういう精神状態だったのか?これがよく分からない。記録がほとんど残っていないし、ほとんどが死んじゃっているからな。

戦争中、近所のユダヤ人を殺していたドイツ兵の精神状態についての話は聞いたことがあるが、日本兵のそういった話はあんまりない。

@tacchan 17歳の硫黄島という本がありまして、興味深い内容でした。よろしければぜひ。

@essoありがとうございます。 読んでみます。

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