Da 5 Bloods(めっちゃネタバレ)
思想や宗教というものは、思想の内容そのものにはあまり意味がない。教祖がどんな人間であるか?教祖が信者からどう見えるか?が本質なのだ。
思想の内容が正しいからといって、能動的にその思想を信奉するという振る舞いには、あまり意味がない。なぜなら、「能動的」に思想を信奉しているのである限り、いつでも「能動的」に逃げ出せるから。
本当に思想に信奉している者は、極めて受動的に信奉しているだ。そのような信奉者は、思想に信奉せざるを得ない、そうする以外に道はないのだ。このような信奉者は、ちょっとやそっとでは思想を捨てない。我が身が滅びようと、その思想を貫徹しようとする。
だからこそ、ときに思想は救いとなり、また、危険となるのである。