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彷徨える河(4) 

彷徨える河を観た後、良い仮想現実と悪い仮想現実についてずっと考えていた。

結論が出た。その結論とは「人は現実に根付いた仮想現実を見るべき」ということかな。

世の中には「仮想現実に根付いた仮想現実」というものが存在する。これが悪い。人を、ひいては世界を狂わせる。この映画の中ではキリスト教がその象徴。(でも本当のキリスト教はそうじゃない。たまたまこの映画では悪役としてのキリスト教が登場しているだけなので悪しからず)

例えば、「人を殺してはいけない」という命題がある。これは仮想現実だ。人がそう思い込んでるだけだ。なぜ人を殺してはいけないのか?と聞かれたときに「法律でそう決まっているからだ」と言ってはダメなのだ。だって法律は仮想現実だから。

(仮想現実)人を殺してはいけない

↓ なぜ?

(仮想現実)法律でそう決まっている

仮想現実なんて所詮は建前なんだよ。

(仮想現実)法律でそう決まっている

↓ なぜ?

(現実)?本当はここまで考えるべきだ

現実と仮想現実の境目は明確に自覚すべきだ。そういう教訓を得た。

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