エヴァンゲリオン 無料で観れるようになってる。素晴らしい。しかし個人的には、90年代の旧劇場版やテレビ版をもう一回観たいんだよな。
新劇場版には旧シリーズにあった魅力が一部欠けてるんだよな。それは碇シンジの自殺願望。「鬱」「自傷」「狂気」「性欲」「欠落」「破滅」。人間の内面におけるネガティヴな側面がビンビン伝わってくるものがあった。(多分庵野監督が鬱だったから?こういう作品になったんだと思うけど・・・)
新劇場版は、このネガティヴ要素がかなり削ぎ落とされてんだよなー。庵野監督の精神状態が正常ということなのか。それはそれで良いか。
あるいは時代が変わったのか。90年代ってのは、社会の表と裏が明確にあった。都市伝説のようなものも多かった。社会の中に「未知=社会の裏=ネガティヴ」が認知されていた。昔はその「未知」にワクワクしたものだ。
今は「未知」がなくなっちゃったよなぁ・・・。全て消費の対象になっちゃった。ネットで何でも分かる。YouTuberのネタだもんね。
とまぁ・・・実は「未知」はまだ結構あるんだけどね。いつの頃からか「未知」の話題を許さない空気ができちゃったよね。