人生観が変わる映画とは?
映画を観て人生観が変わるという経験は滅多にない。
何故なら、映画を観て知識があるだけでは、行動の動機にはならないから。人間は理屈では動かない、とはよく言う。
人生観が変わるために決定的に必要なことは「体験」。映画をたくさん観ていくら知識をつけたところで、体験には絶対に勝てない。
体験は強い動機を生む。なぜなら、その動機は内発的なものだからだ。対して、知識が生む動機は外発的なものだ。人間は内発的な動機に勝つことはできない。内発的な動機により行動してしまう。
人生観が変わる映画とは、
(1) その映画により強烈な体験が得られる。
(2) その映画が身近な体験に繋がっている。
のどっちか。
若い頃に観る映画は、映画体験が浅いこともあり、強烈な体験となり易い。上の (1) に該当する映画が人生観を変えることが多い。
逆に歳取ってくると、(2) に該当する映画が増えてくる。
映画の完成度なんてどうでも良いんだよね。