サウルの息子
僕らはこういう映画を観て、ゾンダーコマンドという不運な立場に立たされてしまった人に対して同情し、人種差別は良くない、と思うだろう。
しかし、そこまでで思考を停止してしまうのは非常にもったいない。ゾンダーコマンドのような立場に立たされてしまったとき、自分ならどうする?とリアルに考えてることもした方が良い。
こういった映画は、もちろん、人種差別は良くない!ということも訴えているのであるが、それだけではない。
自分の力ではどうすることもできない、理不尽な力によって、窮地に立たされてしまい、そこから救われる可能性が限りなく0%になった時に、あなたならどうするか?ということも問いかけているのだ。
その答えは、救われようと足掻くのをやめて、滅びを受け入れるしかない、である。救いは未来へ託すしかない。
昨今の日本の衰退をどうにかしようと頑張っている人には申し訳ないのであるが、もうこの国はダメだと思う。救える可能性は限りなく0%に近い。
だから自らが救われようと足掻くのはやめよう。救いは未来へ託すしかない。
人生犠牲バントwww