情婦
いがみ合っていた二人が最後に仲良く去っていくところでなぜか涙ぐんでしまった。それなりに緊張していたみたい。でもあちらこちらにふふっと笑える仕掛けがあって、これはビリー・ワイルダー風味ということなのだろうか。リフトに乗ってよろこんじゃう弁護士先生がめちゃめちゃキュートです。
法廷ものは緊張するけど面白い、物事の輪郭がはっきりしていく快感があった。どきどき感は『女神の見えざる手』を連想した(ぜんぜん違うだろ、というご批判は受けます。連想しちゃったんだもの)。最後に「ネタバレしないでね!」ってお願いが出てくるのでこれ以上は書きませんが、長くないし面白いよ。結末までぐるぐるひねりがあるし。
ディートリヒが日出郎みたいで、うーんもうちょっときれいにメイクしてあげて?という気持ちにはなった。でもこの映画だと完璧美女じゃ違うんだろうね。