ダンガル きっと、つよくなる 〈オリジナル版〉
2時間半以上だけど長くない、最後まで描き切っていてすっきり。日本公開版て20分どこをカットしたんだろうか...
もとい、自分の夢の実現のために娘を使った父の話とも言えるので、娘ちゃんたちがぐれなくてよかった、そこが第一。アーミル・カーンだから我慢できるひどい父なんだけど、すごいね、実話ベースなのね。エンドロールで本物が出てきて、まあ強そうなお父さんだった(笑)
そんなにひどい悪人は出てこないし(だいたいインド映画に心からの胸糞キャラってあまりいない気がする)、最後のあれも父の教えを完成形に持っていくためには不可欠だし、意外性はない、でもだからこそのよさがあった。だいたい登場人物がやっていることを自分もやりたくなったら(MMFRならライフルを撃ちたいとか)それはいい映画なのだけれども、ちょっとだけレスリングかっこいいなって思ったものね。あと、コミュ力低めの父と娘の感じを思い出して懐かしいような気持ちになった。21世紀のお父さんたちはあんなじゃないですね?
あの従兄はどうやって生計を立てていたのか謎で、個人的には彼が一番の妖精キャラ。