20センチュリー・ウーマン
いつまでも観ていたいやさしい世界。声出して笑っちゃうところもありながら、人間の孤独をつよく感じる映画だった(やさしい世界を作るには孤独な方がいいんだと思う、孤独でないとやさしい世界を作れないような気がする)。
3つの世代の女たちがそれぞれにひりひりと生きていてよかった。実際のところあのように自己制御がきいた女たちが3人も同じ時間同じ地点に存在することはないので、そこがファンタジーなのだろうけれど、あの男の子(信じられないくらいかわいい)から見てそうだった、ということなのだろう。幼かったころ他者が謎めいて見えてしかたなかったことを思い出した。服もみんなかわいかったですね... カジュアル衣料のよさがあった。
タイトルについては「ウーマンとウィメンの変化中学で習っただろうが」と言わざるを得ない。ちゃんとして。しないんだったらカタカナはよせ。
あとねービリー・クラダップの雑魚サブキャラぶりがなんか気の毒なくらいだったので、何かもうちょっとパッとしたのを観て埋め合わせようと思いました。