ボーダーライン
ケイトは見る人なんだなー。原題はそのまんまなんだけれど、観る側としては邦題のほうが舞台がぐるっと回る感覚があってよかったかも。配給会社グッジョブ。
麻薬カルテルおっかない、でもやっぱり「追い求める男」の狂気やばすぎですね? そしてそれを利用する上層部おっかない。彼は狂ってると思うけど、だんだん魅力的に見えてくるのが怖かった。そういうのは後ろめたくなる。
そういうストーリーは別に、ヴィルヌーヴ監督のここが好きポイントのひとつ、引きの画がひろくてひろくてとても気持ちよかった。やってることは殺し合いなのに世界はうつくしいんですよ。
ケイトの地味だけど骨格が整ってる美しさがよかった。そして「すてきなブラを買え」って言ってくれるFBIの同僚がよかった。まああれは女のファンタジーかもですけど。