タランティーノさんの『ジャンゴ』を見ました。
https://filmarks.com/movies/8673/reviews/72092097
ジャンゴがかっこいいし、ドクター・シュルツが可愛いし、爽快で最高でした! タランティーノさんが自ら出演したと思ったらたいした意味もなくなぜか大爆死していて笑ってしまいました。
なんというか、「映画にとって大事なのは事実にあっているかどうかではなく、楽しくて気持ちいいかどうかだ」みたいなタランティーノさんのスタンス、すごくいいですよね。
https://filmarks.com/movies/77968/reviews/72066828
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、最高でした! メイン二人も、おじさんなのに可愛いしかっこいい! マーゴット・ロビーもほわほわしていて可愛かった! 犬つよかった!
特に大きなことが起きていないところでもパロディっぽい場面とか、劇中劇とか、ドキュメンタリー的な演出とかが散りばめられていたり、全シーン楽しくて、寝不足で行ったのにだんだんと目が冴えてしまいました。また観たいなー。
『火口のふたり』をオンライン試写会で見ました。
https://filmarks.com/movies/82227/reviews/71161853
ネット環境がよろしくなくてそこかしこで止まりながらの視聴でしたが、面白いですね。もっと官能的な作品を想像していましたが、滑稽だったりださかったり、なんというか、美しい官能性とかというよりは、もっと生活そのものみたいな、生々しい作品でした。
性って、アセクシャルでないひとにとっては、当たり前でありふれた、そして決して美しくもかっこよくもない、でも何か大きな比重を占める営みのはずなんですよね。でも普通は映画や小説になると綺麗なところだけ描かれたりしてしまう。この映画はそういうことをせず、性も愛も、食事や災害への不安と一緒くたに、渾然一体となって生活を織り成すものと捉えているよう。その描き方が面白いし、だからこそ生々しい感情を突っついてくるようでした。
『ハンナ・アーレント』を見ました。
https://filmarks.com/movies/54765/reviews/71111267
悪の問題を思考し続けたユダヤ系哲学者アレントを描く伝記映画。アレントは、もちろん名前や代表作は知っているのですが、読んだことはないんですよね。クールで凛々しいイメージのアレントが思いの外チャーミングで愛に溢れた人物として描かれていたのが印象的。でもラストの講演はかっこよかったです。
哲学系の身としては、ハイデガーやらヨナスやらのビッグネームが出てくるのも楽しいです。ヤスパースもちらっとくらい出たらよかったのに。
『ヘイト・ユー・ギブ』を信頼できる友達の勧めで。
https://filmarks.com/movies/79999/reviews/69393360
いやこれ、めっちゃよくないですか…? なんで国内劇場公開なかったの…?
主人公の設定がよくて、ギャングが幅を効かせる町に住む黒人の女の子だけれど、両親の希望で白人生徒が中心の進学校に通っているんですよね。だから黒人でありつつ黒人文化に馴染んだ姿と、スラングやいかにも黒人文化的なファッションなどを封印した白人文化で暮らす姿という二つの顔を持っている。そんなふうにどっちつかずに暮らしている主人公が、目の前で幼馴染の男の子が白人警官に撃ち殺されるのを見てしまったことをきっかけに自分たちを取り囲む理不尽と戦う決意をしていく話。
メインの事件もひどいのだけど、学校の白人生徒たちの無自覚なうえから目線みたいなのが生々しくて、主人公とともに見ていて苛立ちを募らせてしまいますね。だからこそ主人公が立ち上がるところが本当に熱い!
いい映画でした!
Girl見ました!!
https://filmarks.com/movies/80577/reviews/69354412
ほんとに素晴らしかった! いまのところ今年見たなかでいちばんよかった!
なにせ主演の子がよすぎるんですよね。シスの男の子らしいけど、「え、ほんとに? トランスの女の子じゃないの?」と言いたくなるくらい、普段の仕草や表情が完全に女の子で、しかも弟にむかしの名前を呼ばれた瞬間とか、先生がクラスメイトに「ララが女子更衣室を使うことに問題はない?」と聞こうとするときとかに、複雑な、情報の豊かな素晴らしい表情をする。すごすぎる! 『彼らが本気で編むときは、』の生田斗真さんとかもシスで成人の男性にしては頑張ってたと思うけど、この主演の子は何かかなり桁が違います。
そしてお父さんもいいですね。バレエ学校の女の子たちの、背筋が冷たくなるような目配せなんかもよかった。淡々としているのだけど、そうした演技がものすごく緻密で細密画のような映画だと感じました。、
キングといえば11/22/63を、ヒロインSadieの身長をきちんと原作に合わせて映画化してほしいです。ドラマ版は見てないけど背が縮んでるみたい。貴重な180cmヒロインなのに。自分と同じくらいの身長のヒロインをもっと見たいんです。
恋愛的な雰囲気のひとと行ったのはファンタスティック・ビースト以来ないかなー。相手が既婚者で特にそういう方面の発展がなさそうな感じでだと、そのあともさらに行きましたが。私としてはリンチさんの映画とかを見に行くデートがしたいです。
映画だと『ベティブルー』、『お熱いのがお好き』、『エマニエル夫人』、『赤ちゃん教育』、『フランシス・ハ』などが好きです。
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