たまこまーけっと/たまこラブストーリー 

出町座にて。たまこまーけっとはテレビ版全12話をスクリーンで上映。その後に映画版たまこラブストーリーを上映。途中で二回休みが入りつつ、合わせて6時間45分の長丁場でしたが、もうたまらなく幸せでした。

実は私、たまこまーけっとがあらゆるアニメ、というかあらゆるテレビ番組のなかでいちばん好きなんですよね。たまこラブストーリーも、あらゆる映画のなかで好きなものを10本あげたら入ってくるくらいに好き。

まず、描かれているあの世界がいいんですよ。前作のけいおんとは打って変わって、老若男女が入り混じる色とりどりの街。そしてたまこまーけっとではさまざまなエピソードで一年間が語られつつ、そこかしこでいろんな恋が描かれる。すごいのが、この作品において少女から少女への恋も、少年から少女への恋も、大人の恋も、子供の恋も、ぜんぶ同列なんです。主人公たまこを挟んだ同級生みどりと幼馴染もち蔵の恋でも、「男だから」「女だから」みたいな話は一切なく、ただふたりはライバルになり、ライバルとしての友情も築く。

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たまこまーけっと/たまこラブストーリー 

あとすごいのが、商店街のお花屋さんであるかおるさんという存在。声優小野大輔さんが演じている美人なお姉さんで、たぶん見るとその声に誰もが違和感を抱くと思うんですよね。でも小説版で男性として生きていた過去を語られるだけで、本編ではまったく誰もその話をしない。ただそういう近所の美人なお姉さんとして誰もが自然と受け止めている。

そうした風通しのいい世界で、しかもただほのぼのとした話が描かれるだけでなく、それぞれの人物が悲しかったりすることもあるいろんな過去を背負って生きているのがしっかり描かれていて、いわゆる「日常系」という感じではなく、ほとんどが一話完結ながらしっかり人間ドラマになっているんです。

そして続編たまこラブストーリーでは、本編では描かれなかったたまこの初めての恋が描かれる。恋を意識した直後の描写がよくて、アニメだからこそできた素敵な表現なんですよね。いつもの風景がきらきらとした色の流れになってしまう。

テレビ版は6年前の作品ですが、いまでも最前線にあると思います。

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