映画と原作が違う作品といえば、『イミテーション・ゲーム』が私には衝撃的でしたね。原書でざーっと読んだので細部が理解できているか怪しいですけど、ともあれあの原作ってほんとにただの伝記なんですよ。研究者くらいしか興味持たなそうな。エニグマ解読マシーンの動きの説明とかけっこうしっかりしてたり。それをあの脚本に仕上げて、(チューリングに詳しいひとには不評だったようだけど)実際にはないエピソードを大胆に加えてノンフィクション・フィクションみたいなものに仕上げてしまいまでして、すごいなー、脚色賞は納得だなーと感心しました。私は映画も好きだしチューリング自体にももともと興味があるので原作も楽しかったです。