フォロー

アバウト・レイ 

filmarks.com/movies/60302/revi

現代はThree Generations。実際のところ、物語開始時にはレイの決断はなされ終わっており、むしろ母親と祖母がそれぞれ娘/孫娘を失い、息子/孫息子を得るということを受け入れるに至るプロセスに主軸が置かれています。少しシーンのつなぎやカメラワークになんとなくこなれない印象があり、のめり込みにくい映画になってしまっているのですが、各人物の作り方は丁寧で、あと作中に出てくる本のタイトル以外に「トランスジェンダー」のような言葉を出さず、ひたすらレイを「男の子」と描写しているのにも好感を持ちました。そしてエル・ファニングの演技がすごい。声の出し方、仕草、表情すべてを男の子にしてきてるし、女の子扱いされたときの顔つき、男の子扱いされたときの笑顔がとてもいい。普通に少年でした。高い声で歌い出して低く調整する様子など、とてもリアル。

ログインして会話に参加
映画ドン-映画ファン、映画業界で働く方の為の日本初のマストドンです。

映画好きの為のマストドン、それが「映画ドン」です! 好きな映画について思いを巡らす時間は、素敵な時間ですよね。