アダム氏とマダムを見ました。
なんだかアマンダの理屈や法をすっとばして感情や共感に訴えたり、話がむやみに大きくなったりのさまが、当時の認識はわからないけれど、現代の私から見るとフェミニストを戯画化して茶化しているみたいで、見ててちょっとつらいです…。アダム氏の扱いも可哀想すぎて、かと思うと最後に溜飲を下げるようなシーンがあって、最後には涙で心を動かすとかも、何これ、メンズリブとかいうやつ? と思ったり…。なんというか、そのあたりが見ててめんどくさくて楽しめない…。それにしきりと男は女はと語る映画は、というかそういう話題はもともとちょっと苦手なんですよね。テンポも良くいい映画だとは思うけど、パーソナルなところで私向けではなかったように思います。
そこかしこで見せる二人のお茶目な演技は可愛いんですけどね。