夜に生きる 正統派ギャング映画
夜に生きる、は正統派ギャング映画。ギャング映画のお約束が全て詰め込まれていた。街の様子はゴッド・ファーザーを思わせる。南部(マイアミ)が舞台。
ベン・アフレックの佇まいはちょっとガタイがよすぎるような…前髪ハラリがなかったのも残念。白いスーツは細マッチョな男の方が似合いそう。ゾーイ・サルダナはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでも思ったけど、スタイルがよく美しい。
終盤、どこに着地するんだろうと思いながら観ていたが、父になる映画だったとは。どなたか書いてらしたが、私も銃撃戦でラストでよかった気がする。
画像はカラーリストが加工したんだろう、クリアーで透明感があってすごく綺麗だった。
原作は「The Drop」(邦題クライム・ヒート、トム・ハーディ×ノオミ・ラパス)のデニス・ルへイン。他にも映画化されてる作品多い。(ミスティック・リバー、シャッターアイランド)ベンアフより原作者に惹かれて観た映画。
光をくれた人(長いです)
欧州(この映画の舞台はオーストラリアだけど)にとっては第一次世界大戦の傷跡は相当深い、と推察する。
戦争で傷ついたトム(マイケル・ファスベンダー以下ファス)が臨時灯台守を志願して、イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)に出会い、結婚して、灯台のある孤島で暮らすが…
夫婦の有り様と子供との関係(生みの親と育ての親)に肉薄した内容。
誰にもどうする事もできない悲劇が起こり、あのタイミングで流れ着いたらそれは神様からの贈り物と思い込むだろう。子供は簡単に生まれないのだ。今みたいに医療技術が向上していなかった時代、(そんなに前でもない100年もたってない)あんな事は日常茶飯事だっただろう。
みんなみんな辛すぎる。
ドイツ人の彼が小さい我が子に優しく語りかける…周りの人への赦しの姿に号泣。
誠実なトムはああせざるを得なかっただろうし、罪を全て受け入れようとする姿が辛かった。
ベタな話と切り捨てる人もいそうだけど、親の気持ちがわかるだけに感情移入せずにいられなかった。
邦画「八日目の蝉」を思わせる。
またしても海の映画だ。
ヘアスプレー
トラボルタが肉襦袢でも踊りにキレがあり素晴らしいミュージカル、と聞き、いつか観たいのう、と思っていたところに、運よく立川シネマシティの極上音響ミュージカル劇場宣言!で上映が決定。今、音響環境が一番いい(主観だが)cスタで観てきました。(ここはT2トレインスポッティングも素晴らしかった!)
見た目(主に肥満体型と黒人)の差別や偏見を無くそう!というなかなかに社会派な内容。50年代のアメリカは差別と偏見に充満(みちみち)てたのか…
それにしても、トラボルタが女装に加え肥満メイクしながらも、キレのあるステップを踏むのは感嘆しかない。可愛すぎるクリストファー・ウォーケンが画面に出てくるだけで涙がにじむのに、彼らが夫婦役で一緒にダンスする洗濯物干し場のシーンは幸せでありがたくて、目頭が熱くなった。
歌もダンスも素晴らしいよ〜
映画が終わって場内灯がつくまでの短い時間、暗闇の中で1人小さく拍手した。
いい映画。
映画全般、Tom Hardy多め。 パンも焼きます。fedibirdにもいます。