久しぶりに劇場での鑑賞。映画館で見てよかったー！という感じで。
おそらく「プリズマ☆イリヤ」を期待して見に行った人はうん……　その……　という感想にならざるをえないでしょうが、残念だったな、これは「剪定事象のヘブンズフィール」だ
ストーリーとしては、エインズワースが聖杯戦争を行っている世界におけるシロウの物語で、大筋はsn時空と変わらないもの。衛宮切嗣は100を救うために1を殺し、しかし遺志を継ごうとした衛宮士郎は100を殺してでも1を救う悪を選ぶ。ジュリアンは鉄心を経た正義の味方であり、ただの寺の息子の代わりではないと強調される。
色々な都合でシナリオ上の色々なものが回収されずに残っていくが、それらはプリズマ☆イリヤ本編でやる事になってる。で、全体としてはシロウの話が芯にしっかりあって、演出も型月らしい「わかる人にはわかる」ものが散りばめられており、原作ファン的な満足度は高いんじゃないかなと。HFの映画があることを意識してるのか、士郎を軸にして別作品も含めた対比構造がめちゃめちゃ丁寧に描かれていたのが凄く凄く良かった