この時間に『バードマン 無知がもたらす予期せぬ奇跡』を見返してみましたが、やっぱり分かりません。落ちぶれたハリウッドスターの復活劇、家族との関係回復、映画や批評への自己言及、そして偶然の成功と自意識との結着・救済等々の、話として「ありふれた」モチーフを使いつつ、映像体験としてはワンショット風の撮影と即興ドラムジャズとのシンクロ。その凄さはもちろん分かるんですが、深いところで監督が伝えたい真意って何なのでしょう?それともこれらの表層こそがこの映画の本質ということでしょうか?「隕石とクラゲ」のメタファーが答えでしょうか?皆さんの解釈や良い批評記事などあったら教えて下さい。