her/世界でひとつの彼女 観た
セオドアって人間は自分でも言うように「自分の殻に閉じこもってばっかの人間」で、だからめちゃめちゃロマンチストでだからこそめちゃめちゃ自分勝手。独りが寂しくてチャットしても、自分の理想通りじゃないと萎えちゃう。自分の理想以外は受け付けれなくて押し付けてばっかりで、それが原因で元妻と別れたのに別れた後もサマンサに同じことを繰り返す。人の心の変化を受け入れられず、停滞してばっかり。
そんなセオドアだからこそ、最後にはサマンサとの別れを受け入れ、自分の欠点を受け入れ元妻に本当の謝罪をするラストが胸に響く。別れたからといってそこで終わりではなく、セオドアはサマンサや元妻によって成長し、これからはゆっくりだけど前に進んでいくと思いたい。
人間だからとかAIだからとか、肉体の有無とか関係なく、恋とはそういうものなんだな。と思わされた。
まともなことの1つも言えない