新作の攻殻機動隊に関する記事を読んで思い出したけど、昔見た荒牧伸志監督のスターシップ・トゥルーパーズが微妙だったというか、妙に鼻につく作品だった記憶がある。
その理由が今やっと理解できた。
そもそもシリーズ中最も評価されているスターシップ・トゥルーパーズ第一作目は「真面目さ」と「おふざけ」の2つの側面を持った作品で、世界観や主人公の成長物語は基本シリアスなんだけど、その分バーホーベン監督らしい皮肉の効いた演出や展開が神がかってて、このバランスが良かった。
それに対して荒牧伸志監督のスターシップ・トゥルーパーズは中途半端に真面目一辺倒な作品で、なんか一生懸命アクションホラー路線で頑張ってる割には、肝心のキャラクターが共感も個性も欠片もない人物ばかりだから、妙に終始「スベってる」感があった。
まあ終盤の旧主人公無双とか、一作目のメインキャラ組が勢揃いするラストとかは地味に好きだったけども。
@batman_736 これ一作目と三作目は大好きです。二作目は完全に狂った映画だった印象w。
軍事国家における戦意高揚映画(全体主義における体制側)をコケにしてやる、というバーホーベンの明確な意思が感じられるおバカなブラックコメディがちょこちょこ挿入されるところが面白いのに・・・。
自分は新作観てない(さっきトレイラーだけYouTubeで観ました)ので批判するのはアレですが、なんか思いっ切り体制側(大手アクションゲーム会社の宣伝映像みたいなw)の映画になってそうw