ジェイソンボーン
一度完結したボーンシリーズの復活作。
監督が同じなだけにボーンシリーズのお約束的な部分はしっかり引き継がれており、主人公もブレることなく自然な復活を果たしているから安定感がある。
今時らしいインターネットによる管理社会をストーリーの中心に持ってきており、一応はシリーズ最大規模のお話ではあった・・・と思う。
但し登場人物の激減と敵チームの今まで以上の連携力の無さ、テンポの悪いストーリー展開のせいでどうにもこじんまりした印象が拭えない。
特にシリーズ恒例とも言える暗殺者とのバトルがとにかく退屈。
なんせ今作はなぜか一人しか登場しないので、その分逃走劇の尺が伸びてしまい、ここが作品全体のテンポの悪さに繋がってしまっているから。
俺は全体的にキレッキレだった昔の三作の方が好きかな。