最終回を経て『オネアミスの翼』やアニメミライ版(アッコとダイアナの構図逆転)に帰結していく『リトリウィッチアカデミア』をスキのない力作と見るか保守的と見るか…。
宇宙に飛び出すことの繰り返しが本当に若手の信じる心を呼び覚ます作用となり得るのか…。
半ばストーリーをクリエイター論への直喩にしすぎたが故の、クロワや教師陣の微妙に宙ぶらりんなラストの立場とリンクして何ともモヤモヤした後味。
『リリカルなのは』の「なのフェイ」再来と言わんばかりのカップリングによる共同作業のカタルシスを引き起こした「ダイアコ」の痛快さが、より大人たちのグラグラした存在を浮き彫りにして複雑な気持ちに。いや、百合的にはホント大勝利なのでこういうことはあんまり言いたくないのだが。