『フレームアームズ・ガール』12話(最終回)。
感動的なのは、フレズも含めて「感情」を得ていくFAガールたちが人間に近づいていくのではなく、FAガールとして「経験」を獲得していく姿を描き切ったこと。
全話通して手描き作画のアップデートを強調した上での、Bパートの3CGライブパートがクオリティも含めてFAガールという轟雷たちの存在とそこでしかなしえない成長を肯定しているようだ。
ここであおという人間の存在を突き放すわけでもなく、家族で親で伴侶のような見守る存在として配置させてるのがまた素晴らしい。彼女の存在がストーリーを深刻さに陥らせないようにしているんだよね。
全体的に『トランスフォーマー スーパーリンク』に、『プリティーリズム・レインボーライブ』、『アイカツ!』、『プリパラ』を経てきた川口敬一郎監督のキャリアと、「あお(人間サイド)は基本的に成長しないというコンセプトを出した赤尾でこ氏、堺三保氏のSF設定(小説版必読)が上手く機能した力作だったと思う。
余談だけど 西 UKOの大傑作SF百合マンガ『となりのロボット』と合わせて鑑賞する楽しみもあるんじゃないかと思った。