ありえたかも知れない物語は『もうひとりのシェイクスピア』で既にエメリッヒがトライしてるものだが『ストーンウォール』でそれをやってしまえば批判を喰らうのは当然。
本当に本当にダメな脚色だと思う一方『インデペンデンス・デイ』や『パトリオット』の頃から連帯による圧力への反抗を描いてきたエメリッヒの一貫性に心打たれている自分がいるこのジレンマ。
愛国というより、ただただ「世の中がこうなればいいのにな~」という純朴かつ無神経な願望が全面に出たエメリッヒ作品を僕は愛さずにいられない。、もうシャマランすら信じられなくなった今の自分ならなおさらだ。自分もまた無神経な愚か者なんだろう。