映画『ノウイング』感想
観始めたらこれ絶対過去に観たことあるやつ……と気付いたが、内容忘れていたので楽しく鑑賞した。
飛行機事故のシーンや地下鉄のシーンなど、スピード感があり、逃げ惑う人々が容赦なく巻き込まれる映像は恐ろしくて良かった。
大災害や事件の予言(預言)、それを現代の子供が受信し(預言を授かり)預言者となって数字を記す、という設定は面白い。
しかし、キリスト教的な意味での預言者だとしたら、神の言葉を「人々に伝える」役割を持つ存在こそが預言者である。あんな一部の人しか分からない謎掛けみたいな方法で、さらに50年も封印されるタイムカプセルに入れられるだけとか、預言の体をなしていなくて、キリスト教的な意味を読み取ろうとすると違和感がある。
エゼキエル書3:17「預言者の務め」に、預言者は警告を行わなければならず、警告をしなかった場合は神からその責任を問われるということが書かれている。最初に受信してた女性が亡くなったのはその警告を大々的に行わなかったからなのか?でもあんな数字だけ受信しても何だか分からないし無理があるよな。