映画『キングダム エクソダス〈脱出〉』感想
今回、シリーズ初見で劇場で全コンプ。いやぁすごかった…!充実感がものすごい。
冒頭、普通の現代映画みたいな始まり方をしておいて、病院に入った瞬間にあのBGMとオレンジのエフェクト。そしてあの不気味なオープニング。Ⅱを前日観たばかりにも関わらず、心の中で歓声上げて拍手した。25年待っていてこれを観た人の感動はひとしおだろう。
キャストが変わっているとは言え、25年前の雰囲気そのままにキングダムを描ききったのは素晴らしい。面白いドラマを作ってくれてありがとう。
分身が張り付いたような笑顔で追いかけてくるところはきっちり恐ろしく、「ちゃんとホラーしてるじゃん!」とワクワクしながら怖がってしまった。
キングダムⅡはイエスの十字架と救済をテーマに感じたけど、このエクソダスはかなり旧約聖書の要素を感じた。ラース・フォン・トリアーの語りにもエサウとヤコブの話が引用されてたし、ラストシーンはソドムとゴモラの崩壊そのもの。
聖書の要素の解釈についてはもっと色々ありそうなのでじっくり考えてみたい。
映画『キングダム エクソダス〈脱出〉』感想
キングダムエクソダスの話。
作中で描写される聖書の要素について考えたり調べたりしていたが、エレミヤ書8:23-9:25のイメージにとても似ていると感じた。
「わたしの頭が大水の源となり/わたしの目が涙の源となればよいのに。そうすれば、昼も夜もわたしは泣こう/娘なるわが民の倒れた者のために。(エレミヤ8:23)」
(悲哀に満ちた涙、長子をめぐり争う兄弟、火で溶かされる民、バアルに従う人々、瓦礫になるエルサレム)