映画『フォーエバー・パージ』感想
主演のテノッチさんかっこよすぎ。まず「メキシコ人のカウボーイ」っていう設定がそれだけでキャラクターの複雑さを表現していて上手いと思った。彼の登場シーン、すごく格好いいキャラクターとしての撮り方をされていて、顔のアップなどマイケル・ベイらしい撮り方で惹き込まれた。白人から差別を受けている役柄、険しい顔をしているシーンが多いが憂いがあり格好良いね。
シリーズ重ねるごとに予算が増えてる感じがする。一作目は1軒の家の中での話だったのにwテキサス→メキシコと舞台を移動し、派手な破壊とアクションが楽しめてとても好き。
パージシリーズはルール上、夜限定なのでどうしても画面が暗くなるよなと思ってたんですけど、まさかの掟破りの夜が明けても終わらないパージ!やはり明るい場所での血みどろ劇は見ごたえがある。
これでのシリーズで描いてきた貧困層の排除というテーマから一歩踏み込み、弱者白人男性、レイシズム、白人至上主義、移民排除、国境の壁など、現代のアメリカの社会問題を反映した構成になっていて、より身近なテーマに感じられる。