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アクアマン 

伝統的な英雄譚がちりばめられたシナリオ、ドルフラングレンやウィリアムデフォー、ニコール・キッドマンなど豪華俳優陣を揃え製作側の気合いも十分で最後まで楽しめるお話でした。今回敵役になった異父兄弟もギトギトの悪役ではなく剣を交えて頼もしい味方になってくれそうな品の良さがある。最後の裁き方も伝統にならっていて好みである。立ち位置的にマーベルのマイティ・ソーの弟ロキだな。血統継承のお話は時代劇よろしく最後は大衆がひれ伏すお約束があって本作も例にもれずその類の場面がある。とかく日本人好みな映画といっていい。キーアイテムの愛矛を手にカナリアカラーの正装になって気づく。ジャスティスリーグの時は完全体じゃなかったのねと。どうも北欧のタフな漁師のおっさんにしか見えてなかったので今回の深堀り話で出自といい、すごさがよくわかりましたよ。次作へのフリでブラックマンタを臭わしてますが、奴が暴れる話では因縁から灯台守の親父さんに死亡フラグが立ちそうに思うのは深読みしすぎか。なんか遠山の金さんや水戸黄門と変わらない感想になったか。それほど英雄譚の第1章としては基本踏襲ということなんでしょう。

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