うちは夫と映画の好みがほとんどかぶらないし、感想も真逆なこともあるけど、相手が見たいものも一緒に見て新しいことを知るというのは楽しいし、自分とは違う考えをきちんと話し合えて尊重し合える関係を築けたのは、すごく恵まれていると思う。というかそういう人に出会うまでが長かった…夫じゃなきゃとっくに破綻していたと思う。

例えば夫から大絶賛でお勧めされたカラックスの「汚れた血」やフェリーニの「甘い生活」や「8 1/2」は私は全くダメで、もう言葉の限りを尽くして酷評したのだけど、全然ケンカにもならなかった。