『まあだだよ』 もっと見る
内田百閒の愛読者なので読んだことのあるエピソードが次々と出てくるのは嬉しいけれど、偏屈爺さんではなく好々爺な百閒先生にはやや物足りなさ。体面や損得に自己を委ねない百閒イズムを感じるのは坊さんや地主。黒澤明の遺作なのもあって、お迎えが来そうでまあだ来ない百閒先生と黒澤を重ねてしまう。
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