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金曜ロードショーで、7週連続ワイスピ祭りを決行してくれれば良いんだが。

『ワイルドスピードISE BREAK』傑作と言われると、それは違うだろうと否定し、駄作と言われると、そこまで悪くないと否定したい。正直、好きでもないし嫌いでもない感じ。然し、ワイルドスピードシリーズという映画を観た一定の感触と安心感、いつものヤツを見せてくれた充実感がありますので、悪し様には言えない。

以前からそうだったけど、「ワイルドスピードICE BREAK」は今迄の作品よりも一層、一見さんお断りなシリーズになっている。アクションを目当てに観るならば、新作からでも充分楽しめるかと思うが、シナリオ面だと辛い。シレッと前作の争点になっていた“神の目”という万能道具を乱用するし、ある女性キャラについては文脈を理解してないと、単に主人公の女癖が悪いと思われても仕方ない。ワイルドスピードのシナリオは作品を重ねる程に旨味を醸し出すように作ってる側面が強いので、一作目から順番に観た方が無難。

ワイルドスピード観に行ったら、腕の太い客が居てワイルドだった。土日なら腕の太さも二倍くらいになりそうだね。

T2 ネタバレ⚠️ 

ユアン・マクレガーが実写「くまのプーさん」の主演となると、それは「T2トレインスポッティング」の続編「P3プーさん」となる。自室に引きこもりがちになったレントンは、ヘロインをキメるたびに熊人形とお喋りする一人遊びを続けていた。彼は次第に熊人形をプーさんと名付けた。一方スパッドは、自身の伝記本がベストセラーになった経緯で作家活動をしていた。然しその後に、何度か本を執筆してみるも売れる気配がなく、新しい本のアイディアを探していた所、レントンの親からある悩みを相談された。息子は熊人形の世界にずっと引きこもっていて、どうにかして欲しいという相談だった。スパッドはレントンに会いに行くと、彼は熊人形を手にして空想物語を語りかけてきた。ヘロイン中毒のレントンが語る熊の物語にだんだんと興味が湧いていき、次の本のネタにする事にした。本の主人公を中年男性にするのを憚ったスパッドは、主人公を少年に置き換えて、名前をクリストファー・ロビンと改めた。プーさんはハチミツばかりを食う、ハチミツ中毒者という事に気付く。もしやこれはハチミツ=ヘロインなのでは。ハチミツを断つようにスパッドは誘導していく

イップマン継承 

武術家として威信をかけて戦うより、短いながらも身近な人と幸せな日々を過ごすという選択。そして、武術家への回帰を描く木人樁の打撃音。

⚠️ネタバレ注意 イップマン継承 

ロッキーシリーズに似通っていたイップマンシリーズだけど、今回の「イップマン継承」では、ロッキーでも描いていない奥さんの死と真っ向から直面する点。「ロッキー・ザ・ファイナル」だと奥さんが死んだ後の物語だったけど、「イップマン継承」は腫瘍が見つかってからの、短い生涯で一番幸せな日々を、戦いよりも優先するという行程が描かれていて良い。

前作の「イップマン葉問」は「ロッキー4」と似通っていて、友が試合で殺されてリベンジする所とか、リベンジを成した主人公が人種の違う相手に向かってスピーチする所とかね。イップマンが試合に勝つと、群衆が一斉に集まっていく時の音楽とかまんまだし。奥さんが試合の現場に行かないで、家に残って旦那の身を案じるという所は、「ロッキー2」のエイドリアンを連想したし。

イップマン継承 

エレベーターでの、タイ人襲撃シークエンスが一番良い出来。狭く閉所な空間で奥さんを防御しながら戦い、扉は開かれ戦場を移動していく。憂いを湛えながら奥さんはイップマンを見届ける。タイ人との廊下から階段を下りながらの格闘シーンを、俯瞰で捉えるワンカットが気持ちが良い。‪決着がついて、奥さんとイップマンが固く手を繋ぎながら戦場を去る時に、手の寄りの画を差し込む所に、愛を感じ感動。熾烈な格闘戦と、夫婦愛が共に描かれていて素晴らしい。‬

イップマン継承 

前半と後半では物語の趣旨が変わっているせいで、尺が長くなる原因にもなっている。前半の学校問題と、後半の正統な詠春拳をめぐる争いは実質別問題なので、物語のまとまりが悪くなっている。学校問題は、マイク・タイソンとの漢のタイマン勝負で解決したと解釈出来なくもないが、少々無理がある。学校問題は、子供達の教育=未来を指していて、意義深い筈なのに放棄気味で、何の為に前半は戦ったのか。勢いを後半にも繋げて欲しい所。イップマンの弟子と女先生との恋路も中途半端になっている。

イップマン継承 

良かった。シリーズの中で一番奥さんが綺麗に映っていた。今迄は脇役くらいにしか思えなかった奥さんが、イップマンの本質は武術家だという事を、木人樁を打ち込む音でよく理解している。最後の決闘も音だけを聞いて見守る距離感に、夫婦の絆を感じた。ドニー・イェンよりリン・ホンの方が背が高くて、夫婦が並んだりダンスをしていると身長差が浮き彫りになって、そこがまた萌える。今迄の「イップマン」は社会の趨勢に巻き込まれて、統治者からの弾圧や貧困に苦しむ中でも、仲間を見捨てず誰にでも誇れる高潔な人間というのを体現していた。今作は歴史上で大きな事件とは関わりのない、イップマン個人に焦点を絞った。それによって、天下無双の武術家は何故強いのか、誰が支えていたのかを描く。

美女と野獣はIMAX3D版と、IMAX2D版と両方やってたけど、ああいう両方観れる形態は良いと思う。3Dメガネが煩わしい時あるからね。

今月観た映画だと、「ハードコア」・「レゴバットマン ザ・ムービー」・「夜は短し歩けよ乙女」が面白った。

実写くまのプーさんに、ユアン・マクレガーが出るかもしれないと聞いて、ドラッグをキメると熊人形が動いてプーさんという映画なのか…と妄想しました。

Twitterと殆ど同じ文章をコピペしてるんだけど、どっちを本命にしたらいいのやら。

因みに、ドラえもん・コナン・クレヨンしんちゃんというBIG3を制覇したが、一番良作なのはドラえもんだった。コンセプトアートや広告デザインが優れてるだけで終わらずに、氷山や古代遺跡などのデザインされた世界を冒険する所は心踊る。映画館に来るのだから、違う世界を見せたい気持ちが現れていた。

Twitterよりも遥かに文章書けるなぁ。

映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ 

イマイチ。満遍なく退屈で、特にクライマックスはボスの居る広間に行ったり来たりする作りで、物語と活劇が真っ直ぐ進んでくれない。なんだか画面の情報量が少なくて、アニメも活き活きしてないのが難点。今作はロードムービーなんだけど、やっぱり「暗黒タマタマ大追跡」よりは劣る。大人が子供になっちゃうという「オトナ帝国の逆襲」の二番煎じも、あんまり主題に乗っからないで中途半端。子供のまま大人になった宇宙人オタクの扱いをもっと中心にして、盛り上げて良かった。シリリ父の件が保留でむず痒い。あと、みさえの下半身が下着姿になるのはサービスと捉えました。

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