「minding the gap」
キアーとザックの笑顔が良い。
それにしても、なぜこの人たちはこんなにも苦しんでいるのだろうか?と考えてしまった。飢餓でもなく、奴隷にされているわけでもないのだが・・・
というのも、この映画は真の「分断」が描いていると思ったからなんだよね。
「分断」という言葉を聞いた時に、黒人と白人だの、男と女だの、富裕層と貧困層だの、これらの分断が本当にあって、これこそがやばい!と思う人が多いのかもしれないが・・・この映画をみた後では、ちょっと違うのかな・・・と思わせられる。
本当にやばい真の分断っていうのは、もっと身近で実生活の中にあるってことなのかもしれない。明らかに家庭に問題があるのに、お互いの家庭のことは一切口を出せない状態・・・みたいな。まじでやばいのは、個々の互いの生活が見えなくなって、分断されているってことなのかもしれない。
アメリカはほとんど中流階級がいなくなっちゃったっていう話は10年前ぐらいから聞いていましたが、その実情がこの映画で描かれていたことなんだろうかねぇ。