彷徨える河(1)
アマゾンの映像が凄かった。それだけでも観る価値あり。近代から全く切り離された世界に没入できた。セリフによる説明的なシーンがほぼ無い。よくある擬似体験型の映画。しかし、この映画は、製作者のその熱意をすごく感じる。映像が凄いだけじゃなくて、ざっくり言えば、原住民族たちの世界の認識方法を伝えるという、ただその一点のみに集中してた。
この映画、近代的な形式的な価値観(・・・と、言ったら良いのか)を意図的に削いでいる気がする。「西洋文明は原住民族をこんなに酷く搾取していたんだ」みたいな、近代的な思想が全く感じられない。だからすげー。