「愛がなんだ」は信仰についての映画だ
@tacchan この映画、マモちゃんの心理が全く分からないんだよね。何を考えているのか全然分からない。これって神の意思が人間には分からないということのメタファーなんだよ。
キリスト教の文脈においては
テルコは良き信仰者なんだよね。どんな不条理があろうともマモちゃんを信じる。仕事までやめちゃったw。不合理な選択を受け入れる。
ナカハラが悪しき信仰者。彼は見返りを求めている。ご利益がないと分かり、信仰を捨てた者。
もちろん、一般的な社会の中では、ナカハラは賢く、テルコはアホということになる。しかし、どちらが正しき信仰者であるか?という問いの答えはテルコなんだよね。
「愛がなんだ」は信仰についての映画だ
@tacchan https://tomomachi.stores.jp/items/5d0d4448698fa51f6fe0830f 町山さんも宗教について言及している。しかし俺的に、この映画の中では、テルコはまだお試しという段階までは達してないんだよな。お試しというのはもっとドン底まで落ちてからやってくるものだと思うなぁ。。。
「愛がなんだ」は信仰についての映画だ
本来であれば、キリスト教は見返りを求める信仰を否定する。見返りを求めない、自己犠牲的な信仰こそを尊いものと見なす。
これがとても普遍的な価値観であるところが不思議なんだよね。
西洋思想は、ほとんどの場合キリスト教が根底にあるのであまり参考にならないけれども・・・
日本だと武士道とか禅がそれに似てる。
世界各地の英雄譚には、こうした、御利益信仰の否定が含まれているのではないか?とさえ思うんだよね。