確かに。映画の構造が、観客が暴力を肯定するように仕向けるものだった気がする。時計仕掛けのオレンジやダークナイトに繋がるところがある。
かつ社会派映画だから、ある意味ホラー映画よりも怖いですよ。中流が下流に落ちていく過程で起こりそうだな〜と。
映画の冒頭で「金は人の背筋をピッと伸ばす」みたいなセリフがあったけど、まさにこれを著している。これって実は凄い恐怖なんですよね。何故なら、現実は「人は金がなければ背筋がピッと伸ばせない」ということだから。
コロナ騒動にも繋がるところがあり、まさにタイムリーな恐怖来たな、と思います。
僕らは普段は目に見えない社会インフラに依存しきってるから、そのインフラがちゃんと機能しないときに凄まじいカオスが起こる。今回のコロナ騒動は、普段は見えない社会インフラを目に見える形にしてくれた。ある意味、良かったのかもしれない。色々学べた。
恐るべき問題は、先進国の社会インフラはその国経済力によって支えられているという点なんだよね。だから、国が沈めばインフラが沈み、カオスが訪れる。
「金は社会インフラを整える」現実は「社会インフラは金がなければ成り立たない」