「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の感想1
社会派映画かと思いきや・・・すげぇエンターテイメントなスパイ映画でした。びっくりした。めちゃくちゃ面白かった。傑作。今年、暫定No1かも。なぜ、みんな観に行かないのか・・・。
この映画の中に漂う、緊張感の演出の凄さは、映画館じゃないと分からない。
是が非でも、映画館で観た方が良い。
僕は最初のイメージと違ってた映画を褒める傾向にあるんだけど、それを差し引いても良くできてます。リアル007です。
007みたいに、秘密道具、爆発、美女、ド派手なアクション、そーゆーのは無いです。
この映画にあるのは、バレるかバレないか?のギリギリの緊張感、愛国心、権力者の腐敗、共産主義・・・いやぁ、とにかく地味なんですよ。おっさんの脂ぎった顔ばっかりアップで映るし。映画の雰囲気は極めて硬派でシリアス。
ところがビックリ。めちゃくちゃエンターテイメントになってる!
おっさん同士の友情も泣けた。俺もあんなおっさんになりたい。おっさんのロールモデルとは、こうでなくちゃいけないのだ!