クライテリオン盤BD『マルチプル・マニアックス』
『20センチュリー・ウーマン』のアネット・ベニングを見てて何故か本作のディヴァインを思い出したので再見。ボガードになりたっかた母とゴジラになりたかったドラァグクイーン。単なる連想ゲームの域を出ない意見ですけど。
しかし何度見ても泣ける傑作だ…。情夫や情婦(ダジャレじゃない)の絶望的にくだらない会話をダラダラ撮り続けることの崇高さよ!「ザリガニ出てくるまでつまんない」とのたまうやからの愛車を叩き壊したやる!!
テントで観客皆殺し(ちっともグロに傾かないのが何だか素敵)た後に車に向かう場面の異様なまでのカッコよさ。レストアされた16mm映像がドキュメンタリー感を更に強調していて、恥ずかしいこといううとヌーヴェルヴァーグ感が半端ない。ドライヴ場面や路上場面がとにかく最高なのよね、本作。
@salo おお!凄い偶然ですね。いや、ほんと泣けますよこれ。怪獣映画ラストの物悲しさに忠実で涙ポロポロ。