許されざる者
なんというか全編通してほろ苦い。マーニーは死ぬまでずっと苦い人生を送ったんだろうなという気がするわ。スイッチが入ってしまった後、昔のマーニーに戻ってしまったのが動作でわかる。イーストウッド先生の凄味。19世紀のアメリカっていったら『大きな森の小さな家』の素敵な開拓物語ばっかり頭に浮かぶけれど、そのころの世の不平等や残酷を思って背筋が冷たくなった。一番悪い奴が実に適性に合った職業についてたのがキモ怖かった。
ライターの彼、大変な状況にあっても心底ライターで狂気を感じたしちょっと笑ってしまった。