bunkamura ル・シネマにて アスガー・ファルハディ監督『セールスマン』公開記念で2009年の旧作『彼女が消えた浜辺』を観ました。
肝心な出来事を直接は見せないで、前後の人物の発言や行動から「何が起こったか」を観客に見せていく物語の構成は『別離』や『ある過去の行方』とかなり似ているなと思ってみてました。
そうしたら上映後のトークショーで主演女優タラネ・アリシュスティさん(ファルハディ作品の常連とのこと)が、「この作品で監督の作風が確立された」と言っていたので、自分の見立てが決して的外れでもなかったのだなと。
なので、未見で『別離』とか好きな方には安心してオススメできる作品です。ただ、この監督の作品はオチが割と大事なのであまり話の細かいことは書けないです・・・。
新作『セールスマン』も楽しみですね。