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ローガン 

アメコミらしくないアメコミ映画だった。スーパーヒーローが超人的能力を失いながら、しみったれた人生を送る。それまでの「ウルヴァリン」としての姿を拒否もしくは逃げてるようにも見えるローガンの姿と、自分の活躍を描いたコミックを否定するローガンの姿が何とも辛い。ラストの戦いでは薬を打たなきゃ戦えないほどボロボロのおっさんに自分たちは「早くローガンなんとかして!」って祈るしかなくて、だからこそ勢いよく戦うローガンの姿がとても辛い。もうとにかく最初から最後まで辛かった。
これがアメコミ映画であっていいのか、という凄まじい衝撃。今思い出しても泣ける。それでも粗野で不器用で荒々しいローガンという男には、西部劇のにおいを感じさせるロードムービー風のこの泥臭く血生臭い物語はこら以上となく似合ってた。

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