『フィフティ・シェイズ・ダーカー』何もかも空虚で最高!「どうでもいい」って素晴らしい!!
SM描写とダニー・エルフマンのスコアのやる気のなさ(=興味のなさ)が本作を象徴してる。
見事に自分たち以外どうでもいいダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンの【独り善がり】な生き様をプレイ内容よりも、ビジネスサクセスストーリーとして見せていくのが如何にもジェームズ・フォーリーらしい(こじつけ)。
障害になる存在は財力(=権力)で次々と一蹴。キチガイ化した従属はめんどうくさいから精神病院に収容だ!ついでに蹴落とした相手の地位も得て島耕作もかくやの出世街道!!
まったく感情移入できないバカップルのイケイケ物語があっけらかんと描かれてピカレスク物を見ているような意味不明の清々しさ。
ヘリ墜落にも無傷で帰還するジェイミーの馬鹿馬鹿しいエレベーター前の絵面に感動すら覚える。