『ツインエンジェルBREAK』第10話。やはり名取 孝浩、天才!最高!
沈みまくりのめぐるとストーリー展開に反比例するがごとくの、すみれの情熱とコンテ演出!
ここぞというところのアップでの感情爆発表現は名取氏の十八番だが、そこに至る助走とでもいうべきコンテの切れ味には鳥肌が立った。
特に歩道橋ですみれが長月に出会う場面のレイアウトの切れ味!「どうにかしたいのにどうにかできない」すみれの停滞と苛立ちの衝動を示す金網越しの電車走行カット!
F-15やら強引スロット描写やらビリー復活のストーリー仕掛けも楽しいけど、ここらあたりは今期に『sin 七つの大罪 』という強力な番組が存在してるのでどうしても平凡に見えてしまう。そこに確固たる支柱をコンテと演出で築く『ツインエンジェルBREAK』にはアニメの醍醐味がたっぷり詰まっている!いや、ストーリーも最高ですけどね。