『レッドタートル ある島の物語』にも感じた説明しない美学への嫌悪みたいなものを『ルー』にも感じちゃってね。
作風から考えれば台無しになるかもしれない余計な要素や説明を求めてしまうのよ。
『ルー』はシビアさをちゃんと優しさで包んでる作品のはずなんだけど、ある意味主役になってる「海」の存在が死生観への「流動的」な要素を強調して生理的嫌悪感が出てしまう。みずみずしい十代(これも一方的な見方だけど)の物語の足を引っ張るかのような枯れた味わいが自分は楽しめない。
浅い甘ったれた見方だとは我ながら思うんだけど。