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『幕が上がる』を見ました。 

本作はアイドル映画ということでその性格が強く出ていたと思います。青春ものであったり、ももクロのメンバーに寄せた脚本の改変や小ネタであったり。角川映画が好きな自分としては非常によかったです。
 ストーリーはももクロメンバーの一人一人にスポットを当てていくスタンスが上手く展開に落とし込まれていて見ていて気持ち良かったです。
そんな中で一番気にかかったのは先生の存在です。演劇では“機械仕掛けの神”という用語がありますが、彼女はそれだったのかなと思いました。行き場のわからない主人公に行く先を提示していく存在。ある種舞台装置である彼女ですが、最後にはプロの世界と学生演劇という違いはあれど、同じ舞台に立つものとして同じ方向を向く存在になる。そして上がる幕。非常にいいラストでした。

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