空飛ぶタイヤ
原作を読んでるので最初に気になってたのは長瀬智也が運送屋の社長ってキレイすぎじゃないかという点。でもそこそこ苦悩して成長していく2代目と見るとそんなに外れではない。ホントなら刑事役の寺脇康文あたりがピッタリだけどそれでは興行にならないか。長瀬の見せ場としては被害者の旦那に罵られて自宅に帰って家族を思って泣くシーンはなかなかのもの。最近のテレビのような大袈裟な演出ではなくちょっと抑え気味なトーンもいいです。なにより全般にわたり悪役重役の岸部一徳が憎たらしくていいです。こんな役員おるわーと普通の勤め人なら誰もが思う所をついています。昨今の危機管理ネタを思うとつくづく対応がマズイと傷が深くなることを改めて噛み締めました。