チョコレートドーナツ
ちょっと前に日本で同性愛者の男性二人が養子をひきとったというニュースがありましたね。
マルコが最初に「お話をして」ってせがむところからずーっと涙がとまらず。
そもそも自分の家庭環境もアレでナニなのでなんか色々重なってメソメソしながらみた。
最初から望まれたところに生まれて過ごして暮らしていれば誰しもが幸せなのかもしれないけれど、そんな綺麗事ばかりは言っていられないし、現実的ではない。
産んだけれどまだ自分のことにしか興味がもてずクスリをやる母親、ひとりぼっちの子供、その子供を誰よりも愛して大切に思っていた血の繋がらない男性。
もしも、今だったら判決は覆るだろうか。
どんなに時間がかかっても、敵を増やそうとも、守りたいと決意して戦う二人なのに、「マルコが」幸せかどうかを本人ではなくて第三者が勝手に決める。
「二人のパパ」という絵も、「ここはうちじゃない」と二人のいた家を探しに出ていく姿も、裁判でポールが声を震わせながら言った言葉もどれも絆だ。
作られた「普通」で他人が幸せをきめちゃいけない、正面だけじゃなくて側面もとらえなければならない。
邦題がとてもいい